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パニック症

今年に入って パニック症の方からのご相談が増えています。

20代前半から 30代後半の方が多いですね。

自律神経の乱れやすい季節の変わり目であることも

一つの原因では、と思います。

皆さん なかなか 理解されにくいこの症状に

大変悩んでいらっしゃるんです。

以前も書かせていただきましたが

分かります。

私も 同じ思いをしてきたので。

100%の完治は難しいと言われていますが

99% 症状が表れずに 過ごすことはできるんです。

さらに、早期受診でさらに回復を促すことができます。

喘息や高血圧などと同じように

日々の生活を整えることで

大事に至らない、という感じでしょうか。

きっかけは 様々ですが

発症しやすい年代や

また 繰り返す方もいらっしゃいます。

私は 30代前半です。

父の突然死から 夜 眠れないことが よくあったんですね。

急に涙が止まらなくなったり

急に激しい動悸がしたり

めまいがしたり

車に乗るのが億劫になったり

トンネルが怖くなったり

人混みで気分が悪くなったり

飛行機の中が怖かったり。

異常なほどの閉塞感に襲われて

呼吸が苦しくなるんですよね。

一時期 千葉に住んでいたころは

地下鉄に乗るのが怖くて

一駅ごとに降りて 目的地まで 電車を乗り換えていました(-_-;)

そして なにより 一番キツかったのは

今まで感じたことのない異常な疲労感がとれず

朝 起きる時に 背中に重石があるかの如く

床を這うかのように家事をしていたことですね。

下の子の産後一年ほどでしたので

身体の未回復とホルモンバランスの変動も拍車をかけていたのかもしれません。

実際に 女性は 月経、妊娠、出産、産後、更年期、閉経など

性ホルモンの変動により

体の変化だけでなく

うつ病を中心とした気分障害を呈することが多くあります。

パニック症、PMSやPMDD,産後うつや更年期障害、閉経移行期うつ病など。

実際に、女性のうつ病の罹患率は 男性の2倍になります。

ここ最近は、コロナの閉塞感が さらに それらを加速させ

女性の自殺者の増加にもつながっています。

女性の精神疾患とホルモンバランスとの関係が必ずしも絶対的ではないにせよ

女性ホルモンの変動は、女性のストレス感受性を高めることにつながるのだと思います。

女性たちは、それらに思い悩む際に 心身を整え、助けてくれる何かを手にすることが出来ると

少しでも楽になり 前に進むことが出来るんです。

私は 香りにとても助けられてきました。

不快な症状や気持ちになるたびに

瓶口から香りを嗅ぐほどでしたね(笑)

大脳辺縁系に直接作用し、自律神経系、内分泌系、免疫系に働きかける香りの刺激は

少しずつ 自分自身を心地よいほうへ整える手助けをしてくれます。

滞っていた脳のネットワークが

香りの電気信号により

隅々までいきわたり

心地よい思考回路を作り出します。

もちろん お薬と併用することもできるので

楽になる香りがいくつかあるといいですね。

香りは 何を使うか?も大事ですが

それ以上に

どう使うか?はもっと大事だと感じています。

店頭でお話しさせていただく際は

特にここに重点を置いてお話しさせていただいています。

ちなみに

パニック症の症状が出やすい時に 気を付けなければいけないのが

睡眠不足 です。

ただ なかなか 子育て中は 難しいですが

出来る限り 睡眠をとることです。

あと

お酒は 悪化しやすいですね。

ほどほどに。

そして きつくても 外に出ることです。

10分でも お散歩したり。

自分だけの世界から 少しでも外へ。

季節の移ろいや 花々の匂い。

そして 自分を支えてくれる人々が居ることに気づきます。

今 苦しんでいる方にお伝えしたいです。

大丈夫ですよ、って。

人って 回復します。

一進一退するけれど

少しずつ 少しずつ。

今日も 香っております♪

 
 
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