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ハーブウォーターとは

ハーブウォーターは、植物の水蒸気蒸留の際に精製される水溶液のことです。

「芳香蒸留水」「ハイドロゾル」「ヒドロラーテ」「イドロラ」「ハイドレート」「フローラルウォーター」など様々な名前で呼ばれています。

 

植物に水蒸気を当て、親油性の高い成分(脂溶性)が主に「精油」として抽出され、親水性の高い成分(水溶性)が主に「ハーブウォーター」として抽出されます。植物によって脂溶性と水溶性の成分構成は異なりますので、同じ植物から作られる「精油」と「ハーブウォーター」で成分や作用が同じとは限りません。また、精油をアルコールや精製水などに加えて作る「アロマウォーター」などは別物で、その代替となることはありません。

ハーブウォーターは、一般的に精油を精製する際の副産物とみなされていますが、ローズやネロリのように親水性の高い成分を多く含む植物の場合は、「ハーブウォーター」を目的として蒸留されることもあります。

ハーブウォーターの歴史

その歴史は非常に古く、アロマテラピーより古くから知られる「イドロテラピー」に活用されてきました。また、化粧水の歴史とも密接に関係していると言われています。

ハーブウォーターの特徴

スキンケアによい

組織を刺激するオイル層が含まれていないため、肌への刺激が限りなく小さいため、皮膚に直接使用できます。成分濃度も0.05%から.02%ほどで、禁忌事項がほとんどありません。

また、親水性の高い成分が多く含まれているため、肌組織の真皮に成分が浸透しやすいという特徴もあります。植物の種類にもよりますが、お肌に水分を補給するだけでなく、お肌のキメを整える、ハリと弾力を与えるなど、お肌の健康を保つスキンケアやエイジングケアにおすすめです。

また、ハーブウォーターの多くが、抗炎症性を持つため、敏感肌の方や、小さなお子さまのお肌のケアにも役立ちます。

ヘアケアによい

皮膚への刺激が少ないので、ヘアケアにも良いとされています。フケ防止や栄養補給による脱毛予防、育毛、かゆみ止めなどが期待できます。

植物の力を手軽に取り入れることができる

ハーブウォーターに使われる芳香植物は、花だけではなく、根や樹皮、枝、木部、葉、さらには果実や種子など様々です。精油と比べても皮膚刺激がはるかに少なく、香りを楽しみながら、小さなお子様からご高齢の方まで、植物の力を手軽に日々のセルフケアに取り入れることができます。

​ハーブウォーターの注意点

・オーガニック(無農薬・有機栽培)を選びましょう

・蒸留に用いる水にこだわりましょう

・添加物が含まれていないものを選びましょう

・保存期間に注意しましょう

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