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月経前不快気分障害

最近は 月経前不快気分障害 PMDDについてのご相談が多いんですね。

20代の若い方々。

生理二週間前頃から心身が不安定になって辛い状態を 月経前症候群:PMSと言いますが

その中でも 精神の不安定さが際立ち イライラや抑鬱状態から

職場や学校などでの人間関係にまで悪影響が出てしまう状態を

月経前不快気分障害:PMDD と言います。

何もやる気が起きずに家から一歩も出たくない、死んでしまいたい、と鬱状態になる方

職場や家族に必要以上にイライラしきつい事を言ってしまう

料理をしている最中にイライラして 皿を投げつけたくなる

など攻撃的になる方など

普段のご自身からは 想像もできない状態になられます。

また ひどく疲れやすい

頭痛がひどい

眠れない、など

月経周期と連動して 月経の一週間ほど前から 月経終了まで

上記のような心身の不快症状を感じられ

ご本人も また ご家族も 辛く 心配されます。

婦人科や心療内科を受診され

セルフケアにアロマを加えたいという方がお見えになります。

PMSやPMDDのはっきりした原因は分かっていませんが

ホルモンバランスの乱れや 感情を左右する神経伝達物質の量や働きの低下が さらにそれらに影響を及ぼしているのではないかと言われています。

ちなみに

SSRI(抗鬱剤)や抗不安薬を服用されながら 精油を加えていただいても構いません。

そもそも SSRI自体が セロトニンを増やすお薬で 緊張や不安、囚われ、うつ状態を緩和するものなので

香りを嗅いで 幸福感に満たされることは 心身を保つサポートになりますね。

香りを嗅ぐことは 脳に電気信号が送られ

自律神経をコントロールする視床下部や下垂体、扁桃体、海馬に作用し

成分の化学的特性に応じた 心理的、生理的作用をもたらします。

心地よい香りを嗅いで 幸福感に満たされることが セロトニン分泌を増やし 自律神経を安定させることで 心身のバランスを保つサポートになるのです。

気分障害の表れるイライラが治らない時

鎮静作用の高いエステル類を多く含む カモミールローマンやラベンダーアングスティフォリア、ネロリ、プチグレンやクラリセージなど

また 気分の落ち込みを回復させるテルペン炭化水素類を多く含む 柑橘系精油や森系の精油 オレンジやレモン、マンダリン、ベルガモット

ジュニパーベリーやスプルースブラックなど

また 胃腸の不調を訴える方も多く

下痢や便秘を繰り返します。

口にできる部位が抽出部位になっている精油は 胃腸の調子を整えやすく

柑橘系やスパイスの精油などは代表的ですが

鎮痙攣作用のあるバジルもオススメです。

また 自己肯定感を高める ローズやネロリなど 自分自身を主役にするお花の精油もオススメです🌸

お風呂上がりのリラックスタイムに 腹部や腰のマッサージに。

香りを使うことは ちょっぴり  植物の力を借りて

自分自身を労り

留まりたくない場所から 心を離してくれます。

その一瞬一瞬の切り替えが 自分自身を整え

本来の自分へと戻す手助けをしてくれるのです。

暮らしに上質な香りを♬

今日も 雨の中 本当にありがとうございました😊

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